漫田久子の備忘録

日常、競馬など

岩手競馬がどれだけ危機的状況なのか競馬民のほどんどがわかっていない件

我が故郷・岩手の競馬界が揺れている。

 

2回の禁止薬物検出問題で大変なことになっていた岩手競馬だが、ついに3回目の禁止薬物検出が発生してしまった。組合は当面の開催自粛に追い込まれ、岩手県警が捜査に動く異例の事態となっている。

 

「公正競馬」という理念から言っても当然大問題であるわけだが、今回の事件はその次元をはるかに超えた超危機的状況だ。正直競馬民の大半がその事態に気づいていないので、この記事を書き始めた。

 

まず言っておくと、故郷が岩手というだけで私自身、岩手競馬に思い入れがなに1つない。両親はギャンブルを一切やらない人間だったので、よくある「小さい頃に親に競馬場へ連れて行ってもらい競馬にハマった」みたいに、自分における競馬の原点的な存在でもない。3歳の時に私が「馬を見たい」と言って連れて行ってくれたことはあったみたいだが。

 

大学時代は京都に住んでいてほぼ毎週仁川か淀に通っていた人間なので、「岩手戻ったら盛岡競馬に入り浸るんだろうなあ…」などという一種の心配も当時していたが、まったくの杞憂に終わった。それはなぜか。岩手競馬がクソだから。配当もクソ安いし競馬場へのアクセスもクソ悪いし駅から出てる送迎バスも貧乏くさいジジイばかり乗ってるし何故か岩手の騒音ババアことふじポンを広告塔に据えてるしシンセサイザーのファンファーレが頭痛くなるし…etc.挙げれば切りがないほど正直嫌いな部類に入る競馬かもしれない。だから去年にマーキュリーCを見に行って以降一度も競馬場へ足を踏み入れていない。南部杯に合わせて毎日王冠オフ会を実施する徹底ぶりだ。

 

そんな私が今回の事件に心を痛めている。というよりは憤っている。

 

岩手競馬は正直どうでもいいが、大好きな競馬を冒涜され、競馬に命を懸けている関係者の熱い志が、しょうもない何者かによって妨害されている事実がどうにも咀嚼できないでいる。拒絶反応とも言うべきだろうか。

 

今回の事件、極めて外部犯の可能性が高い。僕が思っていたことをスダホーク氏がうまくまとめてつぶやいていたので、後からそちらもチェックしてもらいたいが、そもそも厩舎関係者がこんなことをするはずがない。薬物が検出された馬は低いクラスの馬でわざわざここで禁忌を犯してまで勝とうとする意味がないし、こんなバレバレなことを繰り返す意味もわからない。八百長目的でやったとも考えづらい。理由は同じで、こんなすぐバレることをする意味がないから。

 

となるとこの実行犯にとっての「正義」はなにか。当然そんなものはない。ただ岩手競馬を妨害するためにやっている愉快犯だ。ひどい話である。そんなことを組合関係者がするはずもないので外部犯なのは間違いない。しかも単独犯ではないだろう。警備を掻い潜りこんなことを1人ではできるはずがない。

 

などとという誰でもできる推理は置いといて。今回の事件で岩手競馬が存亡の危機に立たされていることに、読者の何%が気づいているだろう。はっきり言って潰れるどうかのところまで来ている。

 

岩手競馬は長らく赤字経営が続いていて10数年前まで廃止一歩手前の瀬戸際だった。もちろん公営ギャンブルで税収で運営しているわけだから、その損失は岩手県民が負担しなければならない。そこで生まれたのが「単年度における収支均衡」の原則であった。

 

これは一言で「1年でも赤字になったら岩手競馬廃止するで」という決まりだ。これが規定されたと同時に岩手競馬岩手県盛岡市奥州市の3つの自治体から、計330億円にものぼる融資を受けた。これももちろん税金であるが、毎年負担が積まれていく岩手県民を守るために突きつけられた条件であり、岩手競馬はその瞬間から健全経営を義務付けられた形である。

 

その後の岩手競馬は震災を乗り越えなんとか安定経営を継続。ネット発売にも助けられた。府中の場外馬券場は機能しているかわからないが、中央競馬民のラストエリクサー的な存在みたいにはなっている。組合はこの10年頑張ったと思う。

 

そこに今回の事件が発生してしまった。開催自粛がいつ終わるかわからないが、イメージダウン・開催日数の減少を含めて損失ははかりしれない。もし4回目が起きたら…。少なくとも開催できる運びにはならないだろう。そうなると赤字の可能性は高まり岩手競馬廃止、330億は返済不可能。ああ恐ろしい。

 

岩手競馬にも落ち度はある。仮に外部犯だとしたら、そんな簡単に侵入されるようなシステムはちゃんちゃらおかしい。防犯システムを軽視していたツケが来てしまった感じか。まあ中央競馬ならまずないだろう。トレセンの防犯システムは厳重なことで知られている。競馬記者が宿舎で乱痴気騒ぎを起こしたみたいだが。

 

とはいえこんなことで存亡の危機に晒されてしまっている事実は変わらない。このしょうもない事態に憤りを感じる。「単年度における収支均衡」はもちろん平常時を念頭に置いているので、今回の異常時で特例措置が取られる可能性はある。しかしこの前例のないありえない事件を無事に解決し再発防止の見通しが立たない限り、「公正競馬」である以上再開するべきでないだろう。ここにきて岩手競馬の経営体質が問われている。

 

ウォシュレットが止まらなくなった事件を振り返る

久々に企画書以外の文章を書きたくなった。3月の弥生賞遠征とか有料配信に関する記事の続編をいまだに書けずにいるが、今日は9月の出張時に起きたとある事件を振り返る。

 

先日の天皇賞秋で5万円をすった馬券廃人の筆者だが、人並み以上に働いて馬券代を稼いでいる。ストマック師匠が「馬券を買うなら他人より働いて稼がなければならない」と語っていたがまったくその通り。新卒2年目で大した給料は貰っていないが、「働かざる者、馬券買うべからず」である。馬券を買う資格は保有している。

 

そんな私はよく出張に行く。年間でおそらく60日は出張が入っているが、今年の9月の大阪出張時に事件は起きた。

 

イベントのためとある商業施設に出向いた時のこと。仕事中だったが便意を催したので社員用の個室トイレに入った。ちょうど日曜日だったのでうんこを出しつつ仕込み馬券の結果を確認。関西出張に行くとエセ関西弁が出るバイリンガルの私は「うわあ、あかんやんけ」などと言いながら、-10kの馬券収支をしっかりと目に焼き付けしばしのリラックスタイム。一通り出し終えお待ちかねのウォシュレットタイムだ。

 

中学生の頃から人知れず痔に悩まされてきた私にとって、ウォシュレットは神と言って差し支えない。尻を拭けば血が出る生活に慣れていたので、初めてウォシュレットを使用した時は衝撃的だった。ウォシュレットを使いすぎて若干アナルが開発された感は否めないが。

 

神に開発されたアナルに神をぶっかけひとまず気持ちよくなったので、「さあ尻拭くか」と『止』のボタンを押したその時。神が止まらない。神は私のアナルに勢いよく突進を続ける。まさか…と思い何回も押してみた。ダブルクリックしたり長押ししたり色々試したが一向に止まる気配を見せない。額から汗が滴る。やばい、故障か?

 

考えられるのは『止』のボタンが潰れているか、トイレその物がセンサーの故障で壊れているかのどちらか。神がアナルに特攻し続けること1分、後者の可能性を考慮して『おしり』のボタンを押してみた。

 

知っている方も多いと思うが、『おしり』のボタンを2回押すと神が急にテクニシャンになる。中学生の恋愛みたいに一途に突進してくるばかりだった神が、突如48歳のエロおやじばりにリズムを刻みながら肛門を攻めてくるのだ。

 

押した結果、神は48歳のエロおやじになった。良し、これで『止』のボタンが潰れていることがわかった。なにも良くはないが。

 

テクニシャンな神に耐えられなくなった私は『おしり』のボタンをもう一度押し、一途な神に戻す。後はどうやって止めるか。しかし考えても考えても良い案が浮かばない。「どないしよ…」思わずエセ関西弁が飛び出す。頭を抱えた。かれこれ4分俺のアナルに神がぶつかり続けてる。なんとなく『おしり』を押し48歳のエロおやじにしてみたが特に意味はないので元に戻す。

 

というか本来ウォシュレットは一定時間を過ぎると勝手に止まるはずだが、と思ったが、よくよく考えると定期的に『おしり』を押していたのでなかなか止まらないのである。なるほど、と一人で納得したが、もう尻が限界でどうにかしたい。ふと後ろを見たその時。コンセントが目に入った。そうかこれを抜けば止まるのか。なんて簡単なんだ。

 

こうして5分に及ぶ戦いはあっけなく幕を閉じた。

 

緊急時に如何に機転をきかせるか、私に不足している能力を気づかせてくれた出来事だった(違う

競馬の有料配信で成功する方法を真剣に考えたPart1

久しぶりにブログを書きたくなったので色々と題材を考えた。

藤田伸二炎上とか色々ネタはあったが改めて書くことでもないな。じゃあ何を書こうと考えたらこのテーマになった。度々有料配信について記事にしているが、今改めてネタに選んだのにはいくつか理由がある。

1つは本業とのリンク。最近は新商品の企画書を作成したり、売れる商品にするためのブランディングを考えたり、常日頃から良質な商品について考える環境にある。今なら前とは違った有料配信のプランを考えられるのではと思った。これがまず1つ。

もう1つは僕自身が副業収入を得たいなと改めて感じたから。夏競馬が調子悪い中で、やはり馬券以外での競馬における収入があってもいいなと思う。これは僕のTwitterのTLにいる賢者がみな口を揃えて言っていることだ。以前にも僕が有料配信を試みたことがあるのは知っている人も多いと思うが、自分も満足できる商品を作るためには時間がかなり必要で、本業との両立は叶わなかった。今回はそこも踏まえて考えていきたい。

 

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(画像は磯山さやかさん)

 

僕のTwitterの相互フォロワーに皿屋敷(※敬称略)という人がいるんだけど、その人がよく「ランチェスター戦略」という言葉を多用する。ランチェスター戦略は元々戦争における兵力分析に用いられた「ランチェスターの法則」という物で、簡単に言うと兵士の数に武器の性能を数値化して掛け算すれば兵力を可視化できる、的な物だったと思う(うろ覚え)。それを踏まえた上で「強者」と「弱者」に分類ができ、兵士の数が多くて武器が強ければ強者、兵士の数が少なくて武器が弱ければ弱者となる。

強者は数で弱者を圧倒してしまうわけだが、弱者も勝利を目指すために武器の性能を上げることはもちろん、戦場の地形、気候条件、情報戦略その他諸々加味し、戦いに挑む。例えばだだっ広い平坦な荒野で真っ向勝負すれば数で圧倒されるが、渓谷や谷間、あるいは海上かもしれないが、少しでも自分たちが勝つ可能性を高める条件に持ち込むことが弱者には求められる。(大体合っていると思うが間違ってたらあれなので実際にぐぐって確認して)

これを経営に置き換え、兵士の数=営業マンの数、武器の性能=商品のクオリティとしたのがランチェスター戦略となる。大企業は営業力で圧倒し、経費を贅沢に使い商品力を高めて低価格で販売する一方、中小企業は営業力こそ劣るが価格以外の商品のクオリティで勝負する。中小企業は専門性を高めたり独自性を打ち出し、よりマニア受けする商品をブランディングする。そういった商品が「ニッチ市場」を構築していく。こういう構図が成り立つわけである。

これを軸にして売れる有料配信を考えたい。

 

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(画像は磯山さやかさん)

 

まず我々が有料配信をした場合弱者の立場であることは自覚しなければならない。競馬新聞やスポーツ紙の紙媒体がシェアで言えば依然トップであるし、それに追随する形で著書があったり雑誌で連載をもっているような著名な競馬予想家がいるわけである。正直後者の時点で弱者の戦法を取らざるを得ないし、我々のスタートがそれより下の立場と考えると相当難しいことは自明だ。

そういった時にまずしないといけないのが「ブランド力の向上」。ほとんどの配信者がやっているようにこれは基礎中の基礎で、いろいろ方法はあると思うが配信を商売とすること、容易に誰でも取り掛かれることを考えれば、SNS等の情報発信で知名度を高めることが手っ取り早いだろう。

ブランド力の指標として簡単なところではSNSのフォロワー数がわかりやすいだろう。「フォロワーが多ければ強い」的な偏差値30みたいなことは言いたくないが、フォロワーが多ければ多いほど拡散力が強まるのは言うまでもないし、大衆心理としてフォロワー1人のアカウントよりフォロワー10000人のアカウントの方が注目されるのもその通りだ。僕は一応2200人にTwitterでフォローされてるが、平均より拡散力があるのは自認している。

例えば上記ツイート、内容的にはしょうもないので反応は少ないが、インプレッション(このツイートを他のユーザーに見られた回数)で言えばなんと現時点で635人に見られている。フォロワー数が多いほど有料配信においてメリットがあるのは明白なのだ。しかし本当に成功しようと思えばこれでは少ない。そして質を上げなければならない。500人に配信の宣伝ツイートを見られても当然全員が買うわけではない。拡散力を高めたら今度は信頼関係を構築するフェーズに移行する。

そもそもだが有料配信の世界は実力社会である。詐欺まがいの行為でもしない限り、真面目に取り組んでのし上がるには商品力(後述するがここではあえて予想力とは書かない)が必要だ。例えば精肉メーカーが黒毛和牛並みに高品質で100円/㌘の低コストな合成肉を発明したらめちゃくちゃ売れると思う。しかしそれには前提としてそのメーカーが安全な商品を販売することをが周知されてなければならないし、それを発明するにあたっての豊富な知識と沢山の試行錯誤が必要になる。簡単に短く書いているが、世間一般でヒット商品を作り上げるにはそれ以上の難しさがある。

競馬の有料配信で成功することがそれより簡単だと考えるのはお門違いで、なんならさっき例に出した合成肉のヒット商品を作ることより大変かもしれない。なぜなら誰でも参入できる業界だがら競合が多すぎるのである。競合が多いということはまず大手が出来づらいという点がある。大手が出来づらいということはみんなが弱者の戦法を取るわけで、そうなると競合相手全員が専門性の高いメンバーで構成される。しかも専門分野を思い浮かべた時に、馬場読み・血統・ローテーション・調教・独自指数・馬体診断など、ジャンルは両手に収まるほどしかない。有料配信は「ニッチ市場」であり独自性や専門性をアピールすることが難しいのだ。

 

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(画像は磯山さやかさん)

 

ここでやっと話が「信頼関係を構築するフェーズ」に戻るが、この業界でいう信頼関係は「配信者の競馬における知識や他にはない見解、実直さ」を認知された時に初めて生まれる。「実直さ」と書いたのは、詐欺まがいの配信が現在横行しているからで、まあこれを認知してもらうこと自体は、真面目に取り組めば大した問題はないだろう。強いて問題点をあげるなら、真面目に予想しても当たらないのが競馬なので、それをわかった上で購入するのが本来の有料コンテンツだと思うが、そこを理解しないで予想が外れたら詐欺認定するやっかいな輩がいるくらいか。

しかし「競馬における知識や他にはない見解」については、先述したように独自性や専門性をアピールすること自体が難しいため、認知に手間取ることは間違いない。知識を深めて地道にやるしかない。

僕が過去にした有料配信に「中野省吾の買い時を考察するだけの商品」があった。僕は中野省吾が好きであることを当時Twitterでよく公言していたし、単勝40倍の中野省吾騎乗馬に1万円かけて40万にしたのをツイートして拡散されていたので、この専門性を認知するというミッションについては割と簡単にこなせていた気がする。売り上げも2日間で3000円だったので悪くなかった。しかし別の問題で商品をうまく成立させることができず三日坊主になってしまったのである。

 

思いのほか長くなってしまいそうなので次回はこの続きから更新します。

発言の内容と意図を正確に読み取る能力

先日歌手の宇多田ヒカルのとあるツイートが話題になった。

 そして寄せられたリプライから、この現象には「ストローマン論法」という名前がついていることがわかった。即座に回答が出てくるTwitterのすごさを感じつつ、今日はこれをテーマにブログを書いてみる。

 

今日の午後、信号待ちなどのタイミングで、ある2つのツイートをこのブログを書くために仕込んでいた。まずはそちらをご覧いただこう。

 

 

この2つのツイート、どちらもその場で適当に考えたツイートだが、「論点がズレやすそうな内容」という部分はかなり意識して書いた。そして適当に考えたと言いつつも、自分のイデオロギー(そんな立派な内容ではない)とかロジック(そんな立派な内容ではない)はしっかり反映させている。

 

最初のツイート。現代文の試験で「筆者の意図を読み取りなさい」という問題を出されたらみなさんはどのように答えるだろうか。

「筆者はぺニバンでアナルを開発されるのが好き」「筆者はM」「筆者は変態」「筆者はバカ」「そもそも街中歩いてて老夫婦を見るたびにそんなこと思ってるやつはキチガイだろ」「俺もアナルセックス好き」「今夜淀川の河川敷でどうかしら?」「…

やめいやめい。超正論も含まれているし淀川への誘いは丁重にお断りするとして、この中には正解が1つもない。あのツイートで僕が最も表現したかったテーマは「想像力を働かせろ」だ。「…は?」と思った読者もいるだろうが、ここは一先ず説明をしっかり聞いていただきたい。

まずこのツイートが笑えるかどうかは置いといて、アナルセックスが好きそうなキモヲタ系男子と女王様系女子のカップルを見て、「普段ぺニバン使ってるのかなあ」と想像するのは普通(かもしれない)。しかし仲睦まじい老夫婦が昔ぺニバンを使用しアナルセックスをしていたとなれば別だ。普通その光景を見てそこに想像が辿り着くわけがない。

しかしそういった発想をするだけでただの仲睦まじい老夫婦がファンキーに見えたり、特殊な性癖を共有してるからこんなに仲良いんだろうなあと感じたり、もしかしたらあの杖でいまだにアナルセックスを楽しんでるのかもしれないと想像したり、どんどん世界が広がっていく。別に老夫婦のアナルセックスじゃなくても良い。想像を働かせるのは危険を回避するのにも役立つし、相手を喜ばせることにも役立つ。「思いやり」なんていう言葉にもつながるかもしれない。とにかくそういうのって大事だよね、と言いたかったのが最初のツイートである。

 

対して2つ目のツイート。僕が主眼に置いているのは明らかに乳首云々ではなく、「どうでもいい悩みや疑問を、世界に誇れるような素晴らしい空間で考えることができる」という点だろう。例えば運転免許にしても、僕は二条の教習所に通っていたので、世界遺産・二条城の周りをぐるぐる運転して取得することができた。それってスペシャルすぎる経験じゃなかろうか。なにげない行為が特別になる。それが京都のすごみである。

 

自分のツイートの解説なんておそらく人生で初めて行ったが、通常自らの発言を一々解説・弁明・補足する機会などない。それが悪意ある人間や反対勢力の耳に入ると、冒頭の宇多田ヒカルのツイートで見られるような現象に陥るのである。まあそれって誰しもが無意識にやっている可能性がある。なぜならバカな反対勢力を言い包めるには一番手っ取り早いから。

しかし、例えば僕がストローマン論法を展開しているところに加勢する人達。この人種はかなり気を付けた方が良い。ストローマン論法を行っている本人は0から100まで理解した上で意図的に切り取った解釈しているわけだが、そいつらは意図的に切り取った66から82ぐらいまでの部分しか把握していない。こいつらが幅を利かせていると議論そのものを破壊してしまう。

ストローマン論法自体誰しもが無意識的にしている可能性があると書いたが、これについても誰しもが無意識的にやっている可能性が高い。日本のマスメディアなんてストローマン論法の連続だし、それが一切ないニュースを放送しているケースはほぼ0だろう。踊らされないように気をつけないといけない。

 

僕がこのTwitterアカウントを開設して4年目だが、競馬クラスタは殊更タイトルに書いているような能力が欠如しているように思う。本来その力がないと馬券は当たらないはずだが…。馬券引退をおすすめする。

 

競馬の予想は答えのない方程式を解くような物

このブログは荒れに荒れた七夕賞が終わった直後から書き始めた。こんなの当たるわけねえ、メドウラークなんて買えねえわ。くっそしょうもない米子Sでボロ負けするような馬が勝つから競馬は面白いよ。なんて思ってTwitterを見たら、141人の相互フォロワーの中になんと2人もメドウラーク本命で爆裂した人がいたんですねえ。素直にすごい。

 

そのうちのお1人の方のツイートを拝見したんですけど、ただただ勉強になります。絶対に合わない阪神外回りを使い続けてきた馬の福島替わりなんだから買い。それはそうですよねっていう感じです。まあそこまでの思考にたどり着けるかは、確かな観察眼や知識が必須になるわけでまた別の問題なのですが、こういう道理にかなった思考の組み立てが競馬の予想をする上でパンツを履くくらい重要。

 

タイトルにも書いたように競馬の予想は答えのない方程式を解くようなものです。この手の言葉と言うのは今まで多くの人が掃いて捨てるほど言ってきましたが、改めて声を大にして言いたい。言ってしまえばいきなり答えを空欄に書いても当たる物は当たるし、長々と数式を書いたのに外れるものは外れる。

 

しっかり式を書いて答えを導き出したのに、途中暗算でできる部分の記入を飛ばしてテストで減点された。皆さんは学生時代にこういった経験をしたことがないですか?僕はないような気がするし、もしかしたら地球上でそういった経験をした人はいないかもしれない(なんだそれ)(じゃあなんのくだりだこれ)

 

しかし僕が「予想は答えのない~~」で言いたいのはそういう所が大事だということです。答えの式が明確であれば明確であるほど、自分自身は納得して馬券を買えるし、今後の馬券にも生かしていけるわけですねえ。当てずっぽうで正解した数式の類題は次回以降おそらく当てられません。しかし過程がわかってれば当たる可能性が高まります。

 

競馬の場合レースにならないとわからない条件が多すぎるので、毎回すんなり行かせてもらえるわけではありません。ただ過程がわかってれば類題じゃなくても生かせるんです。例えば阪神外回りが絶対合わないという見解がそうですよね。類題じゃないところにも行かせる。

 

予想乞食の人達にもついでに言及しますが、人の予想に依存するな、するなら誰かを追いかけろと言われるのはこのためです。人の予想真似たとしても自分が買いたいなと思ったレースはまともに予想できないですよね?まったく自分のためにならないのでやめた方が良いです。仮に誰かの予想を真似て買い続けるなら、それはそれで効果があるでしょう。その人の競馬観を習得できる可能性がありますから。ただやるなら一貫してやり続けないと意味がないです。やるなら根気強さが重要。

 

今回の七夕賞単勝万馬券が2頭も馬券圏内に入る珍事でしたが、こういう出来事はこうして競馬のいろはを見つめなおすいい機会なのではないでしょうか。以上

宝塚記念を完璧に当ててやるよ

いよいよ宝塚記念だ。一昨年は◎マリアライトで完璧的中、去年は不的中もミッキークイーンサトノクラウン中心視で得意とするレース。細かい考察は一昨年のブログを見てほしい。正直このブログ通りに考えれば何となくいい感じの予想をできるはずだ。まだ僕の心が闇に染まっていない頃のブログなのでしっかり読むことができるだろう。

 

blog.livedoor.jp

 

さて、今年の宝塚記念だが穴馬があまりいない。厳密にいうといないように見える。いないように見えるのは恐らく混戦だからだろう。このレースは元来言われているように特殊な適性が求められる。馬券購入者はそこらへんを理解しているので、その適性を持ってそうな馬を選ぶ。今年はその類の馬が多いため極端に不人気な馬が少なくどの馬もある程度買われており、割かしオッズが均衡している状況だ。

 

その中でも人気しない馬というのは、極端な数値を示すデータに裏付けされ嫌われる馬たち。だけどそれはいつの日か3着内に来るかもしれない該当馬がどんどんおいしくなることを意味する。今回はそこに注目して穴馬をピックアップしてみた。

 

今回利用するデータは「年齢」。過去10年で7歳以上のじいさんばあさん馬は1頭も来ていない。高齢馬は来ないというイメージが根強いからか、今回も該当馬はことごとく嫌われている。しかしどうだろう。宝塚記念で高齢馬が来ない理由をロジカルに誰もが納得する形で説明できる人はいるだろうか。絶対いないはずである。10年以上まで遡ると2004年にタップダンスシチーが7歳で勝っているし、京都開催ではあるがディープインパクトが勝った2006年にはナリタセンチュリーバランスオブゲームの両7歳馬が2、3着に入り波乱を演出している。絶対来ないわけではないのである。

 

今年の7歳以上はステファノスアルバート、サイモンラムセス、ワーザー、スマートレイアーの5頭。その中でもステファノススマートレイアーの2頭には要チェック。

 

ステファノスは前走新潟大賞典で11着の大敗。しかし5か月の休み明け、トップハンデで、そもそも叩いて良化する本馬の特徴を踏まえれば0.6秒差は目をつぶれる内容だ。さらにこのレースは前半が緩い展開で、全体の上がり3Fが33.1秒、最速が32.7秒という上がり重視の内容。宝塚記念は前半が忙しく最後は垂れるレースなので真逆の内容と考えて良い。ステファノス自体切れ脚鋭い追い込みをしてくるせいで新潟大賞典みたいなレースが大好物のようなイメージを持たれがちだが、タフな流れで他馬が垂れる中、物ともせず追い込んでくるのが実際のところなので、むしろこちらの方があっている。非根幹距離での実績もあるし、好メンバーの一昨年に5着に入ったことからここは守備範囲。ここはおっさんにも期待。

 

スマートレイアー宝塚記念の歴史上8歳牝馬が馬券に絡んだことはない。もしかしたら全G1に目を移してもほとんどいないかもしれない。ただそれでも買いたくなる理由がある。Twitterで「スマートレイアー」と検索してみると、ディープインパクト産駒の牝馬がここ数年よく絡んでいるから買うという人が多く見受けられる。たしかにほとんどの年でディープ牝馬が絡んでいるがそれはなぜだろう。

僕が注目するのは秋華賞の存在。京都芝2000m内回りというと器用さが求められるコースの1つとして有名だが、そこが宝塚記念と非常にマッチしているように思う。例えば先ほど宝塚記念は前半が割と流れると書いたが、秋華賞も大外が「死の枠」と言われるように内有利のレースなので、テンから位置取りが激しくなる。当然前半が流れるため後半はタフになる。これが非常に宝塚記念の特徴と似ている点だ。

過去の宝塚記念好走牝馬を見ると、そもそも出走していない2016年1着マリアライトは参考外として秋華賞好走馬ばかり。2015年2着デニムアンドルビー秋華賞4着だが2・3着とタイム差なしの4着なので該当馬と見なしていいだろう。

じゃあスマートレイアーはどうか。秋華賞デニムアンドルビーとタイム差なしの2着だったのがこの馬である。その後の非根幹距離実績を考えてもやはりここは適性ぴったりと考えて良い。前走はなんで走ったのかわからない春天で、メンバー中2番目の上がり時計で0.6秒差の7着と善戦。まだまだ衰えたとは言えない。

今までは「G1ではいらないG2番長」という烙印を押していたが、8歳にして初めての宝塚記念出走はこのノーマークぶり。買わない手はない。全盛期ではないのはその通りだが、期待値とオッズのバランスは最高の1頭。

 

この理屈で言うと当然買えてくるのがヴィブロス秋華賞馬で姉もこのレースで好走。ドバイ帰りなのがネックではあるが、状態は良さそうで中心視して良い馬だろう。

最強4歳世代からはダンビュライト。非根幹距離での重賞実績ありで、今回は信頼をもって馬券に組み込めそう。テン乗り浜中の大阪杯はしょうがないし前走も初遠征の香港G1・テン乗りベリーで言い訳可能。今回は元主戦の武豊で逆に言い訳不可能。キングマンボの血統が良く来るレースでもあるのでルーラーシップ産駒初出走も期待は高まる。

サトノクラウンは昨年覇者で非根幹距離最強もドバイ帰りがネック。調教も微妙で状態面がかなり気になる。ただ地力はあるので軽視は禁物。

サトノダイヤモンドは状態面が確実に良化。前走は戸崎のクソ騎乗で可哀そう。今回は安心のルメールなので大阪杯の二の舞にはならなそう。ただ現時点で1番人気。買いたいけど来てほしくない馬No.1。

 

今回の記事で出た6頭で馬券を仕込む予定だが、如何せんオッズが読みづらく印をつけるにも甲乙つけがたいのでここでは買い目を明記しない。あえて分類するなら、

アタマ候補→ヴィブロス、ダンビュライト、サトノダイヤモンド

相手→ステファノススマートレイアーサトノクラウン

と言った感じにはなるが果たして。

 

馬券があるから競馬は面白いと再確認した日本ダービー

今年の日本ダービーは鞍上福永祐一ワグネリアンが優勝した。自分のことを昔からフォローしてくれている人は知っていると思うが僕は福永が騎手の中で1位2位を争うほど大好きだ。世間の評価とは対照的に騎乗技術をかなり評価しているし、ファンサービスなどに表れているような彼の人間性には感心させられる。

 

福永の騎乗を一言で表すと「理詰めで乗る」だと思う。実はかなりクレバーな騎手で、しっかりとした位置取りで安定して騎乗馬を上位に持ってくるし、警戒してる馬が馬群にいるときはサッと蓋をしたり嫌らしい部分も持つ。人気馬を飛ばすこともしばしばだが、それはそれで彼らしい。理詰めで乗るからこその弱点だと思うからだ。

 

福永自身が語っているように、日本ダービーは苦い思い出ばかりが残り、これまでチャンスと目されていた馬を飛ばすこともよくあった。しかしそれらの馬がいたから今回のワグネリアンの勝利があったと僕は思っている。本人の話を聞いたわけでもないので想像の範囲だが、過去の経験が今回のレース運びにつながった部分もあるだろう。天才福永洋一の息子というだけで親の七光りなどと野次られた福永が、父も成し得なかったダービー制覇という偉業をやり遂げ、男泣きする姿はぐっと込み上げるものがあった。

 

その最中、僕の横で競馬中継を見ていた母の3連複が当たった。100円10点買いの1000円で50万の払戻。意味がわからない。しかもそれが僕の口座に振り込まれるから余計に意味が分からない。さらにその50万をコンビニで引き出し母に献上する地獄みたい作業が待っているので全く意味が分からん。せっかくのいっくんダービー制覇に水を差されたなと一人で不貞腐れ…ることはなかった。びっくりするくらい不貞腐れなかった。むしろ清々しくて、母の的中をツイートしてる感もボロボロ泣いていた。(馬券を外した悔し涙ではない)

 

その時僕は思った。金銭的にはこんな生き地獄みたいな環境下なのに、好きな騎手のダービー制覇を心から喜べるってすごいことだなって。競馬ってすばらしいなって。だけどそれは競馬のギャンブル面を否定しスポーツ面を不自然に肯定するようなよくある意見ではなく、ギャンブル面があるからこそ生まれるものだと再確認した意見である。

 

例えば映画タイタニックを見てボロボロ泣いたとしよう。しかしそこには損得勘定が一切ない。しかし競馬で泣くというのは必ず自分の金銭面における損得勘定が介在した上での現象だ。それって競馬にしかない状況なのでは?よりそのシチュエーションを深く享受するためのスパイスになるのだ。

 

競馬自体は10年近く見ているが馬券は20歳から買い始めたので、今年で馬券歴は5年目。それでもいままでそういった感情に気づくことはなかった。自分にとってかけがえのないレースになった。やはりダービーは素晴らしいレースだ。