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「愛知杯はエリ女組」とかいう浅はかな考察を斬る

今週末の重賞で荒れそうなのは愛知杯くらいですね。ということで愛知杯の考察を書きたいと思います。

 

よくエリザベス女王杯組が来るレース」というのを目にしますが、それについて今回は掘り下げてみたいと思います。

 

まあぱっと見エリ女組はよく来ているんですよね。過去10回だけ見ても、

 

2006年1着アドマイヤキッス

   3着ソリッドプラチナム

2007年1着ディアデラノビア

   3着アドマイヤキッス

2008年3着マイネレーツェル

2009年1着リトルアマポーラ

   2着ブラボーデイジー

   3着メイショウベルーガ

2010年(小倉開催)1着セラフィックロンプ

   3着ヒカルアマランサス

2011年(小倉開催)1着フミノイマージン

   2着ブロードストリート

2012年3着オールザットジャズ

2013年該当馬なし

2014年1着ディアデラマドレ

   2着キャトルフィーユ

2015年番組変更で開催なし

2016年該当馬なし

 

という感じで馬券圏内の半分がエリ女です。圧倒的ですね。今年も逆らわずにエリ女組から買いましょう!それでは!

 

 

 

 

 

 

・・・なわけねーだろ( ^ω^)

半分来てねーんだよおおおおおおおお!!!!!!

開催時期変わった一発目の去年に関しては1頭も来てねーんだよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

なにが「今年も逆らわずにエリ女組から買いましょう」じゃぼけえええええええええ!!!!!!!!

 

というわけでそういった浅はかな考えを改めていきましょう。

 

 

まず2012年という区切りをもとに見ていきましょう。

愛知杯が行われる中京競馬場は、2011年に改修工事が行われコースが大きく変化しました。そのためそれ以前とそれ以降を同じ視点から見てしまうのは危険です。

 

改修前コース[編集]

改修前は、コース・ダートコースともに中央競馬で唯一、「平坦」「小回り」「左回り」の3条件が揃ったコースであった(ただし新潟競馬場改修後は内回りが似た条件になっていた)。コーナーは半径が前半で大きく、後半で小さく取られている「スパイラルカーブ」を採用。このため、中京巧者と呼ばれていた馬も少なからずいた。障害コースは第3コーナーから第1コーナーに向かう襷コースがあるほかは専用コースはなく、芝コースに仮設の竹柵を置いて(置き障害)レースを行っていた。一周距離は芝・ダートとも福島競馬場と並び中央競馬の競馬場では最も短いが、ゴールまでの直線は中山競馬場よりわずかに長かった。3-4コーナーにかけて緩やかな上り下りの坂があり、ゴール前200mからゴールまで緩やかな上り坂になっているがほぼ平坦だった。

Wikipedia中京競馬場より引用)

 

そもそも改修前の中京は上記の引用の通り超特殊コースでした。直線が約100m長くカーブが大回りになり、直線に坂がある現在のコースとはまったく違います。

それが愛知杯のタイムにも表れていて、改修前は2分を切る決着で収まっていたものが、改修後の4レースのうち3レースは2分を超えた決着になっています。直線が長くなった影響で、前傾ラップだったものが最後の上がり勝負を意識したものに変化したことが原因として考えられます。それだけレースの根幹をなす部分が変わっているのです。

 

元の話題に目を転じると、2012年以前は毎年馬券にエリ女組が絡んでいましたが、改修以降で絡んだのは4頭だけ。これは求められる適性が大きく変わったからだと言わざるを得ません。しかも去年から開催時期が1か月近くずれましたから、エリ女組を安易に信用してはいけないのは明白です。そこの切り替えをうまくできていない競馬ファンが多いから、改修後の愛知杯で荒れるケースが多いのでは…??

 

そもそもなぜエリザベス女王杯組が以前は来ていたのかということを確認していませんでしたが、大きく2つの理由があると思っています。

 

 

エリザベス女王杯から1か月後の牝馬限定戦だから

単純に1か月という間隔がローテーション的にいいですよね。混合戦なら優位性はあまり感じられませんが、牝馬限定となれば力関係でG1出走馬とその他は明確な差があります。

 

②前傾ラップでタフさが生きるから

非根幹距離の2200mを使おうと思える程度のタフさを持ちつつの距離短縮。当時のコースでは生きます。逆に言えば愛知杯でダメだったエリザベス女王杯組はそこでも凡走です。

 

①は開催時期が1か月ずれたことによりその特異性は一切なくなりました。②も前傾ラップではなくなったので今回の愛知杯とはリンクしません。

 

ただここまで散々エリザベス女王杯組は軽視的なこと書いてきましたが、この特徴と一致する馬がいれば別です。14年勝ち馬のディアデラマドレなんかは最たる例ですよね。今回僕が言いたいのはエリザベス女王杯組ということに優位性はないからな!という点なんで、そこは勘違いしないで貰いたいです。

 

では今回の出走馬はどうでしょうか。

マキシムドパリは秋華賞をはじめ内回りの2000mで活躍する馬。終い重視のレースには不向きな印象があります。シャルールはローカルの中距離で好走する馬で、前の愛知杯ならってタイプの馬ですよね。プリメラアスールは今回のエリ女組では最先着の馬ですが、この馬も小倉などのローカル中距離で活躍する馬でちょっと違う。

これらの馬とまったくタイプが違うのがヒルノマテーラ。終い重点の競馬で結果を残している馬なのですごく合いそう。1走挟んでいることも好感が持てますね。

 

…という感じです。普通に外れそうな考察ですが、こういったことを考慮して馬券を買いたいと思います。