漫田久子の備忘録

日常、競馬など

ウォシュレットが止まらなくなった事件を振り返る

久々に企画書以外の文章を書きたくなった。3月の弥生賞遠征とか有料配信に関する記事の続編をいまだに書けずにいるが、今日は9月の出張時に起きたとある事件を振り返る。

 

先日の天皇賞秋で5万円をすった馬券廃人の筆者だが、人並み以上に働いて馬券代を稼いでいる。ストマック師匠が「馬券を買うなら他人より働いて稼がなければならない」と語っていたがまったくその通り。新卒2年目で大した給料は貰っていないが、「働かざる者、馬券買うべからず」である。馬券を買う資格は保有している。

 

そんな私はよく出張に行く。年間でおそらく60日は出張が入っているが、今年の9月の大阪出張時に事件は起きた。

 

イベントのためとある商業施設に出向いた時のこと。仕事中だったが便意を催したので社員用の個室トイレに入った。ちょうど日曜日だったのでうんこを出しつつ仕込み馬券の結果を確認。関西出張に行くとエセ関西弁が出るバイリンガルの私は「うわあ、あかんやんけ」などと言いながら、-10kの馬券収支をしっかりと目に焼き付けしばしのリラックスタイム。一通り出し終えお待ちかねのウォシュレットタイムだ。

 

中学生の頃から人知れず痔に悩まされてきた私にとって、ウォシュレットは神と言って差し支えない。尻を拭けば血が出る生活に慣れていたので、初めてウォシュレットを使用した時は衝撃的だった。ウォシュレットを使いすぎて若干アナルが開発された感は否めないが。

 

神に開発されたアナルに神をぶっかけひとまず気持ちよくなったので、「さあ尻拭くか」と『止』のボタンを押したその時。神が止まらない。神は私のアナルに勢いよく突進を続ける。まさか…と思い何回も押してみた。ダブルクリックしたり長押ししたり色々試したが一向に止まる気配を見せない。額から汗が滴る。やばい、故障か?

 

考えられるのは『止』のボタンが潰れているか、トイレその物がセンサーの故障で壊れているかのどちらか。神がアナルに特攻し続けること1分、後者の可能性を考慮して『おしり』のボタンを押してみた。

 

知っている方も多いと思うが、『おしり』のボタンを2回押すと神が急にテクニシャンになる。中学生の恋愛みたいに一途に突進してくるばかりだった神が、突如48歳のエロおやじばりにリズムを刻みながら肛門を攻めてくるのだ。

 

押した結果、神は48歳のエロおやじになった。良し、これで『止』のボタンが潰れていることがわかった。なにも良くはないが。

 

テクニシャンな神に耐えられなくなった私は『おしり』のボタンをもう一度押し、一途な神に戻す。後はどうやって止めるか。しかし考えても考えても良い案が浮かばない。「どないしよ…」思わずエセ関西弁が飛び出す。頭を抱えた。かれこれ4分俺のアナルに神がぶつかり続けてる。なんとなく『おしり』を押し48歳のエロおやじにしてみたが特に意味はないので元に戻す。

 

というか本来ウォシュレットは一定時間を過ぎると勝手に止まるはずだが、と思ったが、よくよく考えると定期的に『おしり』を押していたのでなかなか止まらないのである。なるほど、と一人で納得したが、もう尻が限界でどうにかしたい。ふと後ろを見たその時。コンセントが目に入った。そうかこれを抜けば止まるのか。なんて簡単なんだ。

 

こうして5分に及ぶ戦いはあっけなく幕を閉じた。

 

緊急時に如何に機転をきかせるか、私に不足している能力を気づかせてくれた出来事だった(違う