漫田久子の備忘録

日常、競馬など

死後に評価されるタイプの人間になりたい

大人気ユーチューバーのsyamu_gameという人がいる。大阪府貝塚市在住の彼は泉南イオンでのオフ会を計画するも参加者0人というおもしろ事件を起こし、のびハザ実況、複数の冷凍食品をレンチンしてドッキングさせたり2種のジュースを混ぜ合わせた「オリジナルメニュー」の動画などで人気を博し、2015年(だったと思う)に惜しまれつつYouTubeを引退した…。と言えばなんかよくわからんけど人気だったんだなあと勘違いする人もいると思うけど、ちょっと知恵おくれっぽい彼の言動を馬鹿にした人たちによってネットのおもちゃにされ、私生活に支障をきたすようになってから家族にYouTube垢を消されたちょっとやばい35歳(年齢はうろ覚え)。これがsyamuさんの正体である。

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写真は山口百恵ちゃん。

僕自身リアルタイムでsyamuさんの動画を視聴していて、性格の悪い話だがヤバいおっさんがヤバいことをしている様子をケラケラ笑いながら見て、「あー俺もまだまだ大丈夫だな」なんて思いながらオナニーしていた記憶がある。自分は暇さえあればニコニコ動画とか2ちゃんを見ている陰キャラだったからまあ知ってるとして、ウェイ系の友達や当時付き合っていた女の子も彼のことを知っていたので、割と僕らの世代では有名人なんじゃないかな。

 

syamuさんの動画は3分で終わる内容が、知恵おくれのトークで20分かけたりとにかく見ているのが辛いレベルで、その他にも視聴者をイライラさせたり思わず鳥肌が立つキモイ言動が多かった。当時は本当にアンチしかいなかった気がする。そんなだからネット住民によって潰されたわけだけど、引退してからは逆に彼を惜しむ声が目立った。謎の中毒性があったのも事実で、ニコ動やYouTubeの転載動画は有名ユーチューバーと遜色のない再生数を記録していた。彼は「YouTubeで食っていきたい」と公言していたので、今だったら絶対できるよ!と復帰を心待ちにする人がかなり多かった。

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写真は山口百恵ちゃん。

そんなsyamuさんが先日YouTubeの動画投稿を再開した。再生数は100万回を余裕で超えててついにか…と期待して見てみたけど、正直「なんか違うな」感が否めない。今の彼にはどうやら動画制作のパートナーがいるようで、そいつがネットでネタにされてる当時の動画に寄せて監督している感じの内容だった。あれはsyamuさんが天然でやってたから面白かったんだよなあ…そう思った人はたくさんいると思う。もっと言うとそのパートナーに金儲けのために利用されてる感が強くて、素直に動画を楽しめないという部分もある。結論「期待はずれ」だと思った。

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写真は山口百恵ちゃん。

世の中には死後や引退後に評価されたり、より評価が高まりレジェンドになる人がたくさんいる。画家で言えばゴッホフェルメール、作家では宮沢賢治なんかも該当するだろうか。僕はそんな偉人たちに憧れる。地道にすごいことを成し遂げていたといういぶし銀的な感じがかっこいいなあと思う。当事者からすれば「生前に評価してくれれば金持ちになれたのに!」みたいに言う人も中にはいると思うけど、このSNS全盛の時代。偉大な先人たちが生きた時代とは違い、今は自分のクオリティーをインスタントに世に知らしめる手段がたくさんある。そんな環境だから土に埋もれる優秀な人材の方が稀有だし、彼らのような人々に憧れるのかもしれない。

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写真は山口百恵ちゃん。

なんでsyamuさんを例に出したかと言うと、彼の場合は引退後に評価されて待望の復帰を果たしたにも関わらず復帰後は酷評される、という非常に数奇な運命を辿っているからだ。スポーツ選手なんかでよく「晩節を汚す」とか「退き際の良さ」みたいな表現が使われるけど、syamuさんはある意味退き際が完璧でレジェンドみたいな扱いをされたのに、そこで色気を出して(悪いやつに利用されて)復帰し評価を落とす悪手を披露してしまったわけで。かわいそう。

 

そう考えると死後や引退後に評価されるには、「露出しなくなるタイミング」が重要なのかな。僕はWIN5で1億円当たったらTwitterに的中画面と札束を載せて切腹しようと思う。