漫田久子の備忘録

日常、競馬など

飲んだ酒備忘録① 奥播磨<山廃純米 山田錦八割磨き>

ブログネタがないときに無理やり暗い話題を書いてもしょうがないので、飲んだ酒の感想をまとめていきたいと思います。

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今日は奥播磨の山廃純米を飲んだ。というか今日で1升瓶を完飲しました。結論から言うとやっぱりうめえ、うますぎますね。故・上原浩先生が「酒は純米酒、燗ならなお良し」という1億年後も語り継がれるであろう名言を残しましたが、それがよくわかる酒です。f:id:anadaisei0609:20190309223223j:image

僕は1升瓶を仕入れてくると、その日にまず2合ほど飲みます。常温で味を見てから1合をぬる燗(45℃以内くらい)、もう1合はとびきり燗(55℃前後)まで上げて飲みます。それには理由があって、酒に含まれる有機酸成分のコハク酸・乳酸・リンゴ酸はどれも40℃前後がもっともおいしい温度帯とされていて、燗上がりする酒でこの温度帯で飲んでハズすことはまずないです。安牌な飲み方ということです。なのでまずはそこで基礎部分を味わいます。

 

そうすると段々他の温度帯を試してみたくなります。55℃くらいまで燗つけるとアルコール臭が立ったり酸味にトゲが出てくる酒というのが往々にしてありますが、「燗ならなお良し」と言わしめる酒はそのラインまで温めても味が崩れません。「この酒はどうかな…」とニヤニヤしながら試すわけです。変態でしょ。

 

奥播磨は燗酒クラスタの間ではレアルマドリードのマルセロ的存在で、燗酒ベストイレブンを組んだらまずスタメン入りする銘柄です。なのでおいしいのはわかり切ってたんですけどやはり旨かった。55℃から燗冷ましするに連れて浮いてくる酸味もまた心地よし。言うことなしだなあとなるけど飽くなき探究心は尽きることがありません。次は開栓後の日数経過による味の変化に興味が移ります。最初に2合飲むと書きましたが、1週間ごとに2合ちょっとずつ飲み、約1か月かけて飲み干します。もちろん同じように温度帯の強弱をつけていきます。

 

奥播磨は結論から言うと最終週である今日が一番うまかった気がします。薄っぺらい酒は開栓後すぐに酸化等で生じるオフフレーバーを感じますが、この手の酒はそれがないんですよね。まあ熟成酒なんでもともと老香はしますがそれも心地良いですし。

 

今日は自宅で採れたふきのとうの天ぷらと豚汁を肴にすすりましたが、ほのかな苦みとの相性も抜群でしたね。奥播磨自体、コクを生んでいる良い意味での苦渋がしっかり表れている酒なので、それで相性よく感じた部分もあるかもしれません。うまい酒でした。次は何買おう。


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