漫田久子の備忘録

日常、競馬など

「君の名は。」を初めて観た感想

流行には意地でも手を出せないひねくれものの僕は、空前の社会現象を巻き起こした映画「君の名は。」を一度も観たことがなかった。観たかったのに観てなかったわけではなく、単純に興味がなかったというのが正直なところである。とはいえ観てないにも関わらず、「あんなのミーハーが騒いでいるだけの駄作だろ」などと評していた過去の自分については、とりあえず黒歴史として地中奥深くに埋めておきたいほど恥ずかしさを憶える。

https://www.youtube.com/watch?v=sjhbO8lIc2s

そんな僕にとっての記念すべき「君の名は。」第1回視聴が先ほど終了した。観ようと思ったきっかけは「テレ朝が6/30に地上波放送をするから」という完全にひねくれもののそれで、放送まで我慢しようとかそういうのは一切ない。何なら自分より流行を先取りしている日本人が大半の中で、「地上波民より先に見終わりたい」という謎の競争心に煽られたわけだ。我ながらくだらない人間だと思う。ちなみに地上波”初”放送ではないので、完全に、真に時代遅れだということは自覚している。

 

観終わった結論から言うとsurfaceのキーボードを涙で濡らすほど感動した。なんて良い映画なのでしょう。自分のビフォーアフター具合に思わずテレ朝人気リフォーム番組みたいな口調になってしまったが、「良い映画すぎるでしょ!!」というのが素直な感想だ。作画・ストーリー・音楽すべてが完璧に思えるほどで。まあ自分は映画の講評をできるほど大した知識を持ち合わせていないわけで。そんな僕でも良い映画と言い切れるんだから流行りますわな。うん。

 

音楽に関しては昔からRADWIMPSが好きだったため、スパークルなどは良い曲だなあとよく聴いていた。劇中においてもかなりいい仕事をしていて、この作品の世界観の半分は彼らが作り上げていると言っても過言ではないだろう。音楽と絵の盛り上がりのピークがシンクロするシーンの数々は鳥肌ものだ。めっちゃ褒めてるやん自分。

 

公開当時に女の子と2人で行ったカラオケで歌ったりすると、相手が「君の名はめっちゃ感動した~」などと会話を盛り上げようとしてくれていたものだが、映画の方はからっきし興味がないため「あ、そうなんだ」としか返せず微妙な空気になったのは苦い思い出でである。めっちゃアホやん自分。

 

ストーリーは完全に初見だったためかなり新鮮に楽しむことができた。伏線などはかなり作りこまれていて、物語序盤でなんとなく出てきた「かたわれどき」の時間のみ、物語終盤において主人公2人がふれあうことができたシーンなんかはただ関心してしまった。「伏線だぞ!」って思わせない伏線ほど心地いいものはない。

 

電車ですれ違ったシーンからエンディングまでの描き方もかなり秀逸で、行動に現れる心情の移ろいにグッときてしまった。当たり前だが2人のその後がまったく描かれないで終わることについても、野暮ったさを生まないという意味でかなり大きい点だと思う。女性主人公の幼馴染2人が結婚式の相談をしているシーンの描写は、視聴者が勝手に膨らます2人のその後の想像を掻き立てるものではないだろうか。

 

と、もっと書こうと思えばいくらでも書けそうだが、この程度の感想は何万回とされていることなのでここらでやめておく。それこそ野暮ったい。まあ何が言いたいかといえば「君の名は。めっちゃええやん」ということしかないわけだが、もう1つ。流行るものには理由がある。老若男女問わずのブームに対して興味を持つことは無駄ではないかもしれない。タピオカについてはスルーでいいだろう。

 

以上タピオカカエルを守る会会長コメット翔でした。